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プレスリリース

キャセイパシフィック航空2015年度上半期決算を発表

2015年08月19日

 

 

 

2015年上半期

2014年上半期

前年同期比

総売上高

百万香港ドル

50,388

50,840

-0.9%

最終利益

百万香港ドル

1,972

  347

+468.3%

一株あたり利益

香港セント

50.1

  8.8

+469.3%

一株あたり配当金

香港ドル

0.26

  0.10

+160.0%

 

キャセイパシフィック航空グループは本日、2015年度上半期(2015年1〜6月)決算の最終利益が19億7200万香港ドル(1香港ドル=約16円)となったことを発表しました。前年同期の最終利益は3億4700万香港ドルでした。一株あたりの利益は前年同期の8.8香港セントに対し、50.1香港セント、総売上高は前年同期比0.9%減の503億8800万香港ドルとなりました。

 

キャセイパシフィック航空グループの2015年度上半期の業績は、前年同期から大きく改善しました。エコノミークラスへの需要が好調であること、またグループの旅客部門の座席占有率が上昇したことを反映するものです。2014年夏に始まった航空貨物市場での需要の拡大は、2015年上半期にもその傾向が続きましたが、第2四半期には減速基調となりました。子会社と関連会社からの業績貢献も改善し、中国国際航空の利益は燃料価格の低下を主な理由に大きく上昇しました。

 

2015年度上半期のキャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空の収益は、前年同期比0.8%減の362億2600万香港ドルで、旅客輸送能力は香港からボストンとチューリッヒのそれぞれを結ぶ新たな路線開設や、他の路線での増便に伴い、前年同期比6.4%増となりました。なお座席占有率は2.3ポイント上昇し85.9%でした。競争環境の激化、燃油サーチャージの急激な下げ傾向、外国為替の変動、また香港を経由した第三国を目的地とする接続便利用客の割合の増加により、平均旅客単価(旅客1人を1キロメートル輸送することで得る収入の平均)は9.3%減の60.4香港セントに下がりました。中・近距離路線の需要は好調で、特にエコノミークラスの好調ぶりが顕著でした。長距離路線でもエコノミークラスへの好調な需要が見られました。しかしながら上級クラスの需要は、近距離路線では好調だったものの、いくつかの長距離路線では期待を下回るものでした。

 

2014年夏に始まった航空貨物の需要拡大基調は、2015年初頭の数か月においても継続しましたが、第2四半期に入って減速し、2015年度上半期のキャセイパシフィック航空グループの貨物部門における収益は、前年同期比2.5%減の113億7600万香港ドルとなりました。キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空を合わせた貨物輸送能力は8.9%増で、貨物占有率も0.9ポイント上昇の64.1%となりましたが、競争の激化や業界全体の輸送能力の過多、燃油サーチャージの急激な低下により、貨物単価(貨物1トンを1キロメートル輸送することで得る収入の平均)は11.1%減の1.93香港ドルに押し下げられています。ただし、米国西海岸の主要港湾におけるストライキによって生じた海上輸送貨物の滞貨も一部寄与する形で、特に北米発着を中心とした航空貨物輸送主要路線の一部には好調な需要が見られました。アジア域内の輸送も拡大しましたが、欧州への輸送は期待を下回りました。

 

2015年度上半期は、旅客と貨物の輸送能力がそれぞれ6.4%と8.9%増加したにもかかわらず、キャセイパシフィック航空グループの燃料費(燃料ヘッジの影響を除外)は前年同期から70億7800万香港ドル(35.5%に相当)減少しました。燃料価格は低下したものの、燃料費は依然としてキャセイパシフィック航空グループの最大のコスト要因となっています。燃料費は上半期のコスト全体の34.2%を占め、前年同期から3.7ポイント低下しました。これはヘッジでなく時価で給油する燃油の平均現物価格が38.5%低下したためで、この部分の消費が4.9%増加したことで一部相殺されました。燃料価格の激しい変動に伴うリスクの管理は、引き続き最優先事項となっています。2015年度上半期は燃料費が低下したもののヘッジ損により一部相殺され、燃料費は23億1100万香港ドル(12.2%に相当)低下しました。この燃料ヘッジは2019年までを対象としたものです。燃料費以外のコストは効率的に管理され、複数の通貨安もこれに寄与しています。

 

2015年上半期にキャセイパシフィック航空は、4機のボーイング777-300ER型機と3機のエアバスA330-300型機の合計7機を受領しました。また2015年末にリース会社に返却予定の1機を含む4機のボーイング747-400型機と共に、3機のエアバスA340-300型機を退役させました。キャセイパシフィック航空は2013年に、保有する6機のボーイング747-400F型貨物機をボーイング社に売却することで同社と合意しており、このうち1機は2014年11月に、もう1機は2015年7月にすでに売却が完了しています。残りの4機については2016年末までの退役を予定しています。2015年6月30日の時点で、キャセイパシフィック航空グループが2024年までに受領する予定の発注済み機材は72機となっており、最初の受領となるエアバスA350-900XWB型機は2016年2月の納入が予定されています。

 

キャセイパシフィック航空は今年3月にチューリッヒへ、5月にはボストンへ、それぞれ香港から新たな便の運航を開始し、9月には香港/デュッセルドルフ線への就航が予定されています。今年1月には香港/ジャカルタ線、3月に香港/バンコク線と香港/マニラ線、6月に香港/サンフランシスコ線をそれぞれ増便しました。夏期の繁忙時には香港からバンコク及び大阪それぞれの路線でも増便を行いましたが、6月には中東呼吸器症候群(MERS =マーズ)の発生とそれに伴う需要低下に対応し、香港/ソウル線で減便しました。またモスクワ線からは撤退しました。香港ドラゴン航空は3月に東京(羽田)/香港線、および8月には広島/香港線の運航を開始しました。また香港ドラゴン航空は1月に香港/プノンペン線と香港/武漢線で、5月に香港/コルカタ線で増便を行っています。また夏期繁忙時には沖縄/香港線でも増便しています。3月に香港/コルカタ線の新しい貨物路線を開設し、また香港から北米とインドへの貨物路線での増便も行いました。

 

今後数年のうちに退役を予定している旅客機のボーイング747-400とエアバスA340-300を除き、キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空のすべてのワイドボディ型旅客機には、全クラスについて新しい座席を搭載、またはそれらへの交換を行いました。エアバスA350XWB型機には新しい客室、座席、およびエンターテイメントシステムが導入されます。キャセイパシフィック航空は5月にマニラ、6月にはバンコクで新ラウンジを開設し、6月には香港国際空港の「ザ・ピア」にファーストクラスラウンジを再オープンしましたが、これらにはいずれも新しいデザインが採用されています。「ザ・ピア」のビジネスクラスラウンジは現在改装が行われており、2016年第2四半期の新装オープンを予定しています。2015年第4四半期にはさらに2か所(サンフランシスコと台北)に新しいデザインによるラウンジ開設を予定しています。

 

キャセイパシフィック航空のジョン・スローサー会長は、「2015年度上半期の事業環境は全体として良好で、旅客と貨物の需要は全体として好調でした。事業コストは燃料価格の低下で削減できましたが、燃料ヘッジ損により一部相殺され、燃料費以外のコストについては引き続き適切にコントロールしています。しかし単価の引き下げ圧力や、香港国際空港の混雑など、課題も存在します。キャセイパシフィック航空グループは香港国際空港の3本目の滑走路建設を強く支持しており、可能な限り早急に建設を開始すべきであると考えています。香港の空港当局が空港使用者に不当な追加費用負担を課すことなく建設費用をまかなうことが重要であり、またそうすべきであると考えております。香港の航空、旅行、および関連産業を引き続き発展させるには、空港利用料を競争力のある水準に維持しなければならないのです。

 

キャセイパシフィック航空グループは通常、上半期よりも下半期に好調な業績を達成しています。2015年後半も好調を見込んでおり、引き続き上質なプロダクトとサービスの提供に注力するとともに、航空機材、プロダクト、およびネットワーク拡大への投資も継続いたします。財務状況は引き続き健全であり、世界でも一流のチームと、キャセイパシフィック航空グループが拠点とする香港の航空ハブへの取り組み姿勢にゆるぎはありません。」と述べています。

 

本件に関するお問い合わせは『キャセイパシフィック航空』広報 バーソン・マーステラ 

担当:佐久間、恩田、中村 TEL: (03) 3264-6713/FAX: (03) 3237-1244/CathayPacificJP.PR@bm.com