Jump to main content

プレスリリース

キャセイパシフィック航空 2011年上半期の決算を発表

2011年08月10日

 

 

2011年上半期

2010年上半期

前年同期比

総売上高

(百万香港ドル)

46,791

41,337

+13.2%

純利益

(百万香港ドル)

2,808

6,840

-58.9%

一株あたり利益

(香港セント)

71.4

173.9

-58.9%

一株あたり配当金

(香港セント)

18

33

-45.5%

 

キャセイパシフィック航空グループは本日、2011年上半期(201116月)決算で純利益が28800万香港ドル(1.0香港ドル=約9.8円)となり、前年同期の684,000万香港ドルを下回ったことを発表した。総売上高は前年同期比13.2%増の4679,100万香港ドルに上ったものの、一株あたりの利益は58.9%減の71.4香港セントにとどまった。

 

極めて好調だった前年同期に続き、2011年上半期もグループの主力事業は総じて堅調に推移。世界の主要経済国や地域の一部で景気動向が懸念されたものの、キャセイパシフィック航空および香港ドラゴン航空の旅客事業はファーストおよびビジネスクラスでの高い需要に支えられて好業績を収めた。上半期の収入増には多くの主要通貨の為替相場が有益な方向に働いたことも要因となった。貨物事業は第1四半期には順調に推移したものの、第2四半期に入ると明らかな軟調に転じた。

 

グループ全体の中で燃料費は最大のコスト要素であることから、航空燃料価格の高騰は上半期の業績に大きな影響を与えた。燃料価格の上昇と運航業務の拡大に伴い、上半期の燃料コストは前年同期比49.5%増で、646,100万香港ドルの負担増となった。燃料価格の変動に関連するリスク管理は極めて重要な課題であり、グループでは堅実な燃料ヘッジ方策を整えている。2011年上半期の決算においては、燃料ヘッジに伴う96,200万香港ドルの実現利益が反映され、119,700万香港ドルの未実現利益は留保となっている。

 

上半期の旅客事業による収入は前年同期比15.9%増の3177,400万香港ドルに上った。キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空を合わせた総輸送旅客数は前年同期比1.7%増の1,320万人。座席供給量は9.8%増となり、座席占有率は4.7%ポイント減となったが、平均旅客単価(旅客一人を1キロメートル輸送することで得る収入の平均)は11.8%増の65.3香港セントとなった。エコノミークラスでは北米や東南アジア路線を筆頭に全体として高い座席占有率を維持。ファーストおよびビジネスクラスでも旅客需要が堅調だったことが旅客単価の押し上げ要因となった。一方、3月に発生した東日本大地震と津波の影響により、グループの最も重要な市場のひとつである日本での旅客需要は激減。日本路線では6月までに回復の兆しが見え始めたものの、旅客数は依然として地震前のレベルを下回っている。

 

キャセイパシフィック航空および香港ドラゴン航空の貨物事業は、2011年第1四半期では順調に推移したものの、4月以降は最重要市場である香港と中国本土での需要が大幅に減少。この結果、2011年上半期の貨物事業による収入は前年同期比7.7%増の1162,800万香港ドルとなった。貨物輸送能力は14.6%増強されて貨物占有率は9.6%ポイント減の68.4%となったが、貨物単価(1トンの貨物を1キロメートル輸送することで得る収入の平均)は7.1%増の2.42香港ドルに上った。

 

 

キャセイパシフィック航空グループは2011年上半期、新たに6機の運航機材を受領。下半期にはさらに8機の受領を予定している。またキャセイパシフィック航空は今年3月、新たに2機のエアバスA350-900型機、15機のエアバスA330-300型機、10機のボーイング777-300ER型機の合計27機の運航機材の発注を表明。8月に入ってさらに4機のボーイング777-300ER型機と8機のボーイング777-200F型貨物専用機の発注を明らかにしている。すでに発注済みのボーイングの最新貨物専用機B747-8F型機については、引き渡しのスケジュールに再び遅延が生じており、現時点では9月に2機、年末までにさらに3機を受領する予定ではあるが確定までには至っていない。

 

同グループでは運航ネットワークのさらなる拡大と地上および機内における様々なプロダクトの改良など、乗客へのより良いサービスの提供に継続して取り組んでいる。キャセイパシフィック航空は6月に香港/アブダビ線の就航を果たしており、9月には香港/シカゴ線の運航開始を予定。また香港とミラノ、パリ、ニューヨーク、トロントの各都市を結ぶ路線や東南アジア主要各国への路線でも増便を図っている。香港ドラゴン航空でも香港と中国本土内の主要都市を結ぶ多くの路線で増便している。プロダクト分野では、最新のビジネスクラスをこれまでに計7機の長距離路線用機材に配備。乗客からはすでに高い評価を獲得している。

 

2011年上半期の事業における重要な進展として、キャセイパシフィック航空は中国国際航空との合弁による航空貨物輸送事業を5月に開始。株式と経済的利権を保有する合弁事業会社は中国国際貨運航空の名称の下、上海を拠点に揚子江デルタ地域の航空貨物需要の取り込みを図る。併行して香港国際空港では総事業費55億香港ドルを投じて新貨物ターミナルの建設が進んでおり、ホームタウンにおける事業拡大への意気込みを象徴するものとなっている。また香港国際空港に関しては航空機の離発着枠の許容能力に関する論議が繰り広げられており、キャセイパシフィック航空は香港のさらなる経済発展、そしてアジア有数の航空輸送拠点である香港の国際競争力を維持する上で極めて重要となる3本目の滑走路建設への全面的支持を唱えている。同航空は新たな滑走路建設に伴う環境への負荷を認識した上で、二酸化炭素の排出削減や騒音軽減など航空業界全体での取り組みにおいて積極的な役割を果たしている。

 

キャセイパシフィック航空のクリストファー・プラット会長は「過去最高の利益を記録した昨年に続く2011年、我々は多くのチャレンジに直面している。燃料価格の高騰によるコストの負担増を運賃の値上げで補おうとすると旅客需要にマイナス影響を与えかねない。世界経済の見通しは不透明な状況にあり、再び景況悪化に転じれば旅客需要や航空運賃への悪影響が懸念される。2010年の好業績に伴い、バランスシートは大きく改善されるとともに盤石な財務基盤が築かれている。現在の運航コスト増や不確実な経済状況にも適切に対処し、国際航空輸送拠点である香港の地位向上を図るのに優位な立場にある」

 

「昨今の燃料価格高騰や不透明な経済状況に面して、航空輸送業は課題が多く予測困難な要素を伴うビジネスであり、綿密な財務管理の必要性を改めて認識させられている。不確実性と多くの課題は存在するものの、困難を克服していくことに対する自信に揺らぎはない。優れたチーム、世界に広がる卓越したネットワーク、最高水準のサービス、中国国際航空との密接なパートナーシップ、世界有数の国際航空輸送拠点である香港の地位など、キャセイパシフィック航空ならではの優位性は今後の成功を収めていく過程でも大きな原動力であり続けることに疑いの余地はない」と述べている。

 

お問い合わせ先

本件に関する本件に関する報道、メディア関係のお問い合わせは:
『キャセイパシフィック航空』広報
エンゴー株式会社  担当:矢島瑠衣子、坂本徳土
TEL: (03) 6277-8118/FAX: (03) 6277-7352