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気候変動

気候変動から受ける影響を緩和することは、企業にとって環境面での最大の課題の1つです。キャセイパシフィックグループは、航空機の運航の持続可能性を継続的に改善し、気候変動に関して業界全体の合意を呼びかけることにより、カーボンニュートラルな成長へのコミットメントの実現に全力を尽くしています。

事業活動の中で最大のフットプリントとなっているのは、航空機の運航により排出される二酸化炭素です。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)および国際エネルギー機関(IEA)によると、人為的な二酸化炭素排出量のうち、航空機からの排出量が占める割合は現在2%です。

しかし、IPCCは2050年までにこれが3%にまで増加すると予測しています。2050年に向けて予測された二酸化炭素排出量が大幅に異なる可能性はありますが、航空業界が今後の40年間で直面する課題が浮き彫りになっていることは確かです。気候変動の影響を緩和するためには、世界中で二酸化炭素排出量を大幅に削減することが早急に求められます。

CO2-Comparison

当社の持続可能な開発戦略の核となるのは、二酸化炭素排出量を管理し、航空業界全体が環境や気候変動に及ぼす影響を緩和することに貢献するための取り組みです。

キャセイパシフィックおよびキャセイドラゴンは、国際航空運送協会(IATA)が2009年に掲げた気候変動目標を全面的に支持しています。これらの目標を達成するために、当社は技術への投資、効率的なインフラストラクチャー、効果的なオペレーション、積極的な経済措置というIATAの4つの柱となる戦略に同調しています。

 

IATA-Targets
大気中での取り組み

当社では、IATAの戦略に基いて、飛行中の気候変動に対処するための体系的なアプローチを策定し、3つの原則としてまとめました。

  • 機材の近代化、既存の機材の技術上の改良、厳重な重量管理、運航効率の向上を通じて、燃料効率の最大化と燃料消費量の削減を図る
  • コラボレーション、業界内のロビー活動をサポートすることにより、非効率的な航空交通管理に対処する
  • 排出量取引などの経済的手段の役割を認める(EUの排出量取引制度に対する当社の見解

また、キャセイパシフィックおよびキャセイドラゴンのお客様(企業および個人)が  FLY greener をプログラムをご利用いただくと、航空機が排出する二酸化炭素(CO2)を簡単な方法で相殺することができます。当社では従業員の出張の際にも排出量を相殺し、継続的に貢献しています。

排出量の大部分は航空機の運航に関連するものですが、当社は本社、空港のインフラおよび各地の空港、子会社の事業全体を通じて、排出量の削減に取り組んでいます。

  • 2010年12月には、香港空港当局が実施する二酸化炭素排出量削減キャンペーンに、香港国際空港の約40社の取引企業と共同で参加しました。そのキャンペーンは、2015年までに空港の二酸化炭素排出量を2008年比マイナス25%まで削減することを目指すものでした。
  • 本社のキャセイパシフィックシティとキャセイドラゴンハウスでは、エネルギーの使用状況を監視し、エネルギー効率の改善と需要の抑制を実現するための対策を実施しています。
  • 現在香港に建設中の新しい貨物ターミナルの設計には、いくつかのエネルギー効率対策を採用しています。このケーススタディは、持続可能な開発に関するレポート 2011年版で取り上げられています。
  • また、子会社と緊密に連携して、再生可能エネルギーの使用、エネルギー効率が高い車両の試験導入、電気自動車の使用拡大など、排出削減のチャンスを見い出し活用しています。

 

二酸化炭素排出量の削減目標を達成するために、新しいテクノロジー、バイオ燃料という2つの分野にも注力しています

当社が現在行っている最新機材の導入、すなわち当社の事業に適した最も燃費がよい航空機を購入することは、航空会社が環境に及ぼす影響を減らすうえで重要な方法の1つです。航空機の燃費は1960年代と比べて75%も向上しています。

代替燃料、特に環境への負荷が小さいバイオ燃料は、当社の削減目標を達成するための鍵を握っています。2011年には、環境への負荷が小さい航空バイオ燃料戦略を策定しました。その中には以下の取り組みが含まれます。

しかし、テクノロジーの進歩を重視していても、最も効率的なルートを飛行し、離着陸の際に最も効率的な方法で運航できるようにするうえでは、政府や関連当局の協力が欠かせません。 

これまでの実績

当社の取り組みの進捗、排出量、気候変動に関連して直面しているビジネス上のリスクや機会について詳しくお知りになるには、毎年発行される持続可能な開発に関するレポートをお読みください。 

参考資料