受託手荷物
MSC(最重要航空会社)―旅程で複数の航空会社を利用する場合
旅行に複数の航空会社を利用する場合、従来は無料手荷物許容量および手荷物料金には航空業界の定める基準が適用されていました。新規定「手荷物規定の選択基準」(決議302号)により、今後はこれに「MSC (Most Siginificant Career=最重要航空会社)」の定める許容量および料金を適用することとなります。ただし旅程が米国を出発する場合、また旅程の最遠地が米国の場合は、MSCの異なる基準が適用されます。
MSC(最重要航空会社)とは
IATAタリフエリアを最初に跨ぐ航空会社(旅程がタリフエリアを跨ぐ場合)。
例:
| 区間 | IATAタリフエリア | 航空会社 |
|---|---|---|
| シドニー‐香港(途中降機なし) | タリフエリア3からタリフエリア3へ | カンタス航空 |
| 香港‐ロンドン | タリフエリア3からタリフエリア2へ | キャセイパシフィック航空 |
または
IATAサブエリアを最初に跨ぐ航空会社(旅程がタリフエリア内の場合)。
例:
| 区間 | IATAサブエリア | 航空会社 |
|---|---|---|
| シドニー‐シンガポール(途中降機なし) | 南西太平洋から東南アジア | カンタス航空 |
| シンガポール‐香港 | 東南アジアから東南アジア | キャセイパシフィック航空 |
または
国際線区間を運航する最初の航空会社(旅程がサブエリア内の場合)。
例:
| 区間 | 航空会社 |
|---|---|
| プーケット‐バンコク(途中降機なし) | タイ国際航空 |
| バンコク‐香港 | キャセイパシフィック航空 |
例:
| 区間 | 航空会社 |
|---|---|
| シンガポール‐バンコク(途中降機なし) | シンガポール航空 |
| バンコク‐香港 | キャセイパシフィック航空 |
IATAは全世界を三つのタリフエリアに分割しており、タリフエリアはさらにいくつかのサブエリアに分かれています。
| IATAタリフエリア | サブエリア |
|---|---|
| 北アメリカ、中南米、ハワイ | 米国、カナダ、メキシコ |
| カリブ | |
| 中米 | |
| 南米 | |
| ヨーロッパ、中東 | ヨーロッパ |
| 中東 | |
| アフリカ | |
| アジア、グアム、南西太平洋 | 日本、韓国 |
| 東南アジア | |
| 南アジア亜大陸 | |
| 南西太平洋 |
米国を基点とする旅程の場合、または旅程の最遠地が米国の場合、米国運輸省(Department of Transportation of the US Government)の定める例外規則が適用されます。
例:
| ボストン ‐ ロサンゼルス ‐ 香港 ‐ ロサンゼルス ‐ ボストン | 例外を適用 |
| 香港 ‐ バンクーバー ‐ ニューヨーク ‐ 香港 | 例外を適用 |
| 香港 ‐ ロサンゼルス ‐ トロント ‐ 香港 | 例外の適用なし |
例外が適用される場合:
- MSCはコードシェア便の販売航空会社とする。
例: ロサンゼルス‐香港間の航空券をアメリカン航空で購入し、フライトがキャセイパシフィック航空による運航だった場合。
MSCはアメリカン航空となります。 - MSCは、旅行者が旅行途中に荷物をいったん受け取るのが一度だけの場合でも、全旅程に基づいて決定するものとします。
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